中央動物病院

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大切な家族の一員、犬と猫。獣医療や栄養学の発展とともに、犬と猫の平均寿命もずいぶん長くなってきました。でも残念なことに、犬と猫は私たち人間よりもずっと速いスピードで年をとってしまいます。成犬や成猫の1年は人の約4~5年に相当すると考えられています。まだ若いと思っていたあなたの犬や猫も、いつの間にか「高齢ステージ」になっているかもしれません。
高齢はいつから?
いつから「高齢」と考えれば良いのでしょうか?一般に、7~9才以上が高齢ステージとされていますが、犬では小型犬の方が大型犬よりも寿命が長く、猫でもシャム猫は寿命が長いなど、品種によっても若干の差があるようです。日頃の行動から高齢のサインを見つけることも大切です。
「高齢」のサイン 可能性のある老齢性疾患
・眼が白く濁ってきた ・白内障
・歩き方がぎこちない、びっこひく ・関節の病気
・散歩に行くとすぐ疲れて息があがる、咳をする ・心臓病
・水をたくさん飲む。尿の量もふえた ・肝臓病、糖尿病
・夜鳴きなど、混乱する行動 ・認知症
・物にぶつかる ・視力の低下
・名前を呼んでも反応がない ・聴力の低下
健康診断のすすめ
高齢になるにつれて増えていく病気は、なるべく早期にみつけたいものです。定期健康診断を活用して、加齢とともに生じる色々な問題をできるだけ早く見つけて進行をおくらせ合併症を予防しましょう。
健康診断にはいろいろな検査がありますが、全身をくまなく精査して異常をみつけるのは、動物にとっても飼い主さんにとってもとても大変なことです。基本検査にプラスして、動物種や品種、生活習慣などからその子にとってリスクの高い病気から優先的にチェックするのが良いでしょう。少なくとも1年に1回は健康診断を行うことが推奨されます。
ROYAL CANIN資料より引用
健康診断の検査
■レントゲン検査・エコー(超音波)検査
レントゲンやエコー検査では、体の中の構造を画像で見ることができます。
これらの画像検査のおかげで、体の中に出来た腫瘍をみつけたり、心臓病などの色々な病変が診断できます。
■血圧測定
高齢になると、犬では心臓病、猫では腎臓や甲状腺の病気による高血圧に注意が必要です。高血圧は心臓病や腎臓病を進行させてしまいます。犬と猫の高血圧は大体180mmhg以上といわれています。
■尿検査
主に腎臓の機能、尿石症、尿路感染などのチェックをします。
■血液検査
血液から体の様々な情報を得ることができます。(赤血球、白血球、血小板、肝臓や腎臓の機能、血糖値、電解質)
次回に続く